ゴールデンウィーク始めのTVのニュースで、日本三大桜の名所の弘前城の桜がやっと開花したのを放映していたので、思い立って満開になりそうな5月6日(月・祝)から妻と行ってみることにしました。
どうせ行くならということで、角館の桜と大沢温泉・平泉にも寄ってくる3泊4日の旅にしました。
急な旅行と弘前・角館は桜まつりの時期ということで、宿はなかなか取れず、やっと泊まれるところを見つけました。
5月6日(月・祝)、8:20東京駅発東北新幹線はやぶさ5号に乗車。初めて乗る時速320kmを超える新幹線はとに角速かったです。

早い割に揺れることはなく、音も静かで座席も広く快適でした。途中の停車駅は大宮、仙台、盛岡のみで、2時間59分で新青森に着きました。
日本最速の車窓から見える山々は、吾妻連山辺りから雪を被っていました。

新青森で奥羽本線の特急つがる52号に乗り換えて、11:59弘前駅到着。タクシーで今日宿泊するホテルのドーミーイン(1泊朝食付、9,100円)に向かいました。
ドーミーインで荷物を預け、桜が咲いている弘前城までは徒歩で10分ほどとのことなので、お昼を食べるお店を探しながら歩いて行くことにしました。
しかし、あまりお店がなく、お蕎麦屋の三忠塩分町分店に入って、期間限定の「幻の津軽そば」(海老入りで750円)を食べました。素朴な味でしたが、そば自体の味は思ったほどではありませんでした。
13:00頃弘前城の追手門に到着。「さくらまつり」は4月23日から始まっていますが、桜の開花は例年より10日ほど遅く、やっと7分咲き~満開といったところです。弘前に来る直前まで寒い日が多かったので、桜はあまり咲いていないのではないかと心配しました。

追手門(上の図の一番下の真ん中)のある南側のお濠の桜は満開でした。

追手門から入ると、城内は人でいっぱいです。

しばらく歩くと内濠に当たり、二の丸へ行くための杉の大橋が架かっていて、桜と朱色の橋が相まってとても美しいです。

杉の大橋を渡ってから、すぐ本丸には行かず、左側の西濠の方に進んで、桜のトンネルを通って北の郭に向かいます。
両側に桜が植えられた道が約430m続き、まさに桜のトンネルです。お城なのである程度桜が植えられているとは思っていましたが、まさか城内いたるところにこれほど植えられているとは驚きでした。約2,600本あるそうです。このころから小雨がぱらつき始めました。

見事な桜のトンネルを抜けて右に行くと北の郭になり、武徳殿という休憩所・物産販売所があったので、りんごのティーを飲んで少し休憩しました。
休憩後、天守閣を見るため入園料(弘前植物園、藤田記念庭園共通券500円)を払って本丸に向かいました。
天守閣の前の庭はしだれ桜が多く、これから見頃を迎えるところでした。

弘前城は1611年に築城され、天守閣は現在資料館になっています。天守閣の三層からは桜に覆われた朱塗りの橋が見え、とてもきれいです。

本丸からはまた北の郭まで戻り、三の丸と四の丸の間付近にある日本一太いソメイヨシノを見に行きました。
日本一太いソメイヨシノは、明治15年(1882)に植えられた幹周り5.37mのどっしりした樹です。

次に本丸と三の丸の間の道に植わっている日本最古のソメイヨシノを見に行きました。
日本最古のソメイヨシノは、やはり明治15年(1882)に植えられて、樹齢は約130年になります。

ここからは、城内にある植物園に寄って、追手門からすぐ近くの旧弘前市立図書館と旧東奥義塾外人教師館に行くことにしました。
下乗橋付近からも桜越しに天守閣が見えて素晴らしいです。

15:30頃追手門から出て、目の前の市立観光館に入りました。観光館にはねぷたが飾られていて、青森の物産直売所もあります。

観光館を見て南(図書館)側から出ると、左に旧弘前市立図書館があります。旧市立図書館は、明治39年(1906)に建てられた左右の赤いドームが印象的なモダンな建物です。館内は、昭和6年まで図書館として利用されていた様子を見ることができます。

旧市立図書館の後ろには、旧東奥義塾外人教師館があります。旧外人教師館は、明治初期に招へいされた外国人教師の住居として使用された建物で、館内には家具などが残っており、当時の雰囲気を感じることができます。

旧外人教師館の1階には、スイーツで評判のカフェ アンジェというお店があって、コーヒー(368円)と銀のりんご(ケーキ、400円)を頼みました。残念ながらアップルパイは売り切れになっていましたが、しばし雰囲気を楽しむことができました。

コーヒーブレイクの後は、一旦ホテルのドーミーインに戻り、17:00頃チェックインしました。
30分ほど部屋で休んでから、夕食を予約してあるホテル近くのフレンチのポルトブランに行きました。弘前は、西洋文化を取り入れてきた歴史的経緯から、フレンチのお店が多くてレベルも高いと言われています。
夕食はあまりお腹が空いていなかったので、2,600円のコースを頼みました(他に3,675円と5,250円のコースがあります)。コース内容は、前菜、スープ、メインの魚か肉料理、デザート、飲み物で、味は正統派フレンチといった感じです。
メインの魚(サワラとサーモン)料理です。

夕食後は、ライトアップされた夜桜を見るために、再び弘前城に行きました。
ライトに照らし出された桜と天守閣がとても幻想的でした。

明日は角館へ行って桜を見ます。
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