11月の京都のお寺でシモフリシメジ(2012/11)
今年も11月25日~28日まで紅葉の奈良・京都・近江に行ってきました。
今年は紅葉が例年より一週間位早いようで、もう散り始めているモミジもありましたが、まだまだきれいでした。
旅行最終日の28日に京都の鷹ヶ峯に行った時のことです。
あるお寺の境内を見て回っていると、妻が庭にきのこが生えていると言ってきました。
その場所に行ってみると、きのこが沢山生えています。遠目に見ると傘はねずみ色で軸は白く、どうもシモフリシメジのように見えます。
きのこの周囲は、コケと常緑樹が植えられています。松も赤松ではありませんが、あちこちに植えられています。
近寄って確認したいのですが、植込みの中に生えているので入れません。その時、先ほど庭の掃除をされている年配の婦人がいたのを思い出し、その方にきのこの写真を撮らせてもらえないかお願いしたところ、どうぞと言って植込みの中に案内してくれました。
コケを踏みつけないように注意してきのこに近寄ると、傘の色はやや薄いものの、シモフリシメジだと思いました。ネズミシメジではありません。
傘が開いていないものは、長野でいつも採るシモフリシメジと同じです。中には傘がひっくり返してあるものもあり、婦人に伺ったところ、多分動物の仕業でしょうとのことでした。
京都の洛北のお寺とはいえ、こんなところにシモフリシメジが生えるなんてと思いました。しかし、境内に松は植わっていますが、シモフリシメジは普通赤松かモミなどの針葉樹林に出るきのこです。このため、どうも100%シモフリシメジという確信が持てませんでした。
ただ、境内の他の植込みにも、遠目にハナイグチかアミタケかチチタケのような黄土色の傘のきのこが生えていたので、どうやらきのこの菌が繁殖しやすい庭のようでした。
鷹ヶ峯では、別のお寺でも大きなサルノコシカケを見かけたので、きのこができやすい土地柄なのかも知れません。
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