美術館・博物館

東洋文庫「マリー・アントワネットと東洋の貴婦人」特別展(2013/7/11)

今日もとても暑い日でしたが、以前から一度行ってみたいと思っていた(財)東洋文庫(JR及び東京メトロ駒込駅から徒歩8分、火曜休館、入館料880円)へ行ってきました。

東洋文庫は、三菱第三代当主の岩崎久彌氏が1924年に設立した、東洋学分野での日本最古・最大の研究図書館です。世界5大東洋学研究図書館の一つに数えられ、その蔵書数は国宝5点、重文7点を含む約100万冊になっています。

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同文庫では、現在「マリー・アントワネットと東洋の貴婦人ーキリスト教文化をつうじた東西の出会い」が特別展示(7月28日(日)まで)されています。

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玄関を入るとショップと受付があり、その奥から展示室になっていて、新井白石遺書、切支丹宗門来朝実記、ベトナムキリスト教史、イラクのキリスト教徒などの史料が展示されています。

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2階に進むと、最初に同文庫の主要コレクションであるモリソン書庫があります。モリソン書庫は、岩崎久彌氏が1917年に北京駐在だったオーストラリア人のG・E・モリソン博士から、東アジアに関する欧文の書籍・絵画・冊子等約2万4千点をまとめて購入したものです。

動体式の見上げるような書架には、ロシアの人々、古代・近代インドの記念物、ジャワ誌などの書籍、冊子がき゜っしりと並べられていて壮観です。

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「コンスタンティノープルとボスポラスの絶景旅行」の書籍

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モリソン書庫から左のほうへ進むと、常設展示コーナーの岩崎文庫になります。

岩崎文庫には、甲骨卜辞片、梵語千字文、重文の楽善録などが展示されています。

東洲斎写楽の「三代目坂東彦三郎の鷺坂佐内」などの浮世絵も展示されています。

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常設展示コーナーから特別展示コーナーであるディスカバリールームへ進む途中には、かなり涼しくなるところ(?)を通ります。

ディスカバリールームには、イエズス会士書簡集、東洋諸王国での旅と宣教、重文のドチリーナ・キリシタン、西国島原合戦記、メダリオン、徐カンディダ伝等が展示されています。

伝マリー・アントワネット旧蔵の「イエズス会士書簡集」と「細川ガラシャ和歌短冊 たつね行」です。

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世界に唯一現存の天草本キリシタン版の重文「ドチリーナ・キリシタン」

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「メダリオン」

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中国明朝のキリシタン貴婦人の伝記「徐カンディダ伝」

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これらの展示の中で特に気を引かれたのは、イエズス会士書簡集中のマリー・アントワネットの処刑当日朝の妹宛に書いた手紙です。子供達や妹への思いが切々と書かれていて、歴史の表舞台とは違った一面を知ることができます。

展示コーナーをひととおり見終えると、もうお昼頃だったので、同文庫に併設されているオリエント・カフェで食事をしていくことにしました。

オリエント・カフェへの小径です。

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オリエント・カフェは、小岩井農場と同文庫が共同プロデュースしたカフェ・レストランで、中庭を見ながらゆっくり食事をすることができます。

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ランチは、オムライス、カレー、ハンバーグなどのセットメニュー6種類で、私と妻はプチャーチンセット(本日の鮮魚、サラダ、ライス又はパン、デザート、コーヒー又は紅茶。1,600円)を頼みました。

美味しい食事をいただいた後は、東洋文庫並びにあるグリーンコート(商業施設)に寄って買い物をして帰りました。

庭に咲いているアガパンサスがとても涼しげでした。

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意外と人が多かった江戸東京博物館「ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡」(2013/6/26)

今日(6月26日)は、午前中早くから雨が降り始めましたが、妻に誘われて江戸東京博物館で開催されている「ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡」(5月21日~7月15日、月曜休館、但し7/15は開館)へ行ってきました(観覧料1,300円)。

10時頃 JR両国駅に到着。改札口を出ると、国技館の最寄駅らしく白鵬や貴乃花ら力士の手形の写真が並んでいました。

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目の前の国技館を右折するとすぐ東京江戸博物館です。

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実は、妻に誘われるまで「ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡」についてはよく知りませんでした。

ネットでファインバーグ・コレクションを調べてみると、米国の同氏が蒐集した江戸絵画を中心とする日本美術のコレクションということでした。

今回はコレクションの中から、尾形光琳、酒井抱一らの琳派、池 大雅、与謝蕪村、谷 文晁らの文人画、円山応挙、呉 春らの円山四条派、伊藤若冲、曽我蕭白らの奇想派、そして菱川師宣、葛飾北斎らの浮世絵など、約90点が江戸東京博物館に展示されているとのことです。

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1階の展示室には、琳派、文人画、円山四条派、奇想派、そして浮世絵と、画派ごとに作品が展示されているので、それぞれの画風や特徴を比較しながら鑑賞することができます。

各画派の作品をパンフレット等より幾つか転載します。なお、転載はほとんどが作品の一部分になっていますので、ご了承下さい。

・琳派作品

俵屋宗理 「楓図屏風」

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鈴木其一 「群鶴図屏風」

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・文人画

池 大雅 「孟嘉落帽・東坡戴笠図屏風」

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谷 文晁 「秋夜名月図」

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・円山四条派

円山応挙 「孔雀牡丹図」

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・奇想派

伊藤若冲 「松図」

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・浮世絵

菱川師宣 「吉原風俗図」

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歌川豊春 「遊女と禿図」

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こうして江戸時代の作品を見てみると、実に自由で多彩だったことがよく分かります。

今日は、平日でしかも雨天だったので、会場はさぞ空いているだろうと思いましたが、意外と中高年の方が多く、肩ごしに作品を鑑賞することも度々でした。

それでも、しばらくすれば各作品の前でゆっくり鑑賞することができました。

展示室を出るともう12時頃だったので、7階の食事処「桜茶寮」で昼食にすることにしました。

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和食が食べたかったので、会席弁当の「大江戸」(1,500円)を頼みました。

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カウンター席からは国技館を始め隅田川やビル街が一望できました。

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ゆっくり食事をしながら妻と作品について話をしました。

帰りは雨が強くなっていましたが、駅はすぐ近くです。



















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空いていた東京都美術館のレオナルド・ダ・ヴインチ展(2013/5/29)

今日から関東甲信越地方も梅雨入りとのこと。5月29日からの梅雨入りは、例年より10日早いそうです。

天気は雨という予報でしたが、雨の降り出しが遅そうなので、思い切って東京都美術館で開催されている「レオナルド・ダ・ヴインチ展 天才の肖像」(2013年4月23日~6月30日)へ行ってきました。

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9時半少し前に最寄駅のJR上野駅公園口に到着。上野公園まで来ると、西洋美術館、国立博物館、東京都美術館などがあり、やはり文化の香りを感じます。

西洋美術館は、「ラファエロ展」の会期終了が間近いためか」(6月2日まで)、国立科学博物館のほうまで列ができていました。

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上野動物園へも大勢の幼稚園児や修学旅行生達が向かっていましたが、東京都美術館(月曜休館)のほうへ進むと、人がぐっと少なくなりました。

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9:30の開館直後に入場。館内は人が少なく、音声ガイドを聞きながらゆっくり鑑賞できました。

今回のレオナルド・ダ・ヴインチ展は、アンブロジアーナ図書館・絵画館が所蔵するレオナルド(1452~1519)のミラノ時代の傑作「音楽家の肖像」と、直筆のメモや素描を編纂した「アトランティコ手稿」に収められる22葉を一堂に集め、作品の魅力とその思考の過程を探るとともに、ベルナルディーノ・ルイーニやジャンピエトリーノらの追従者たち(レオナルデスキ)の油彩画及び素描通して、作品への反響とルネサンス以降の素描家としての重要性を明らかにするものです。

絵画・素描等は、次のとおりの構成で展示されています。

Ⅰアンブロジアーナ図書館・絵画館
   フェデリーコ・ボッロメオコレクション
   携帯型美術館 : レスタ神父の素描帖
   ルネサンスの素描ⅰ: レオナルド以前
Ⅱレオナルド 思考の迷宮
   アトランティコ手稿 : レオナルドの教養
        〃     : 古典・絵画・人物のデッサン
        〃     : 光学・幾何学
        〃     : 建築
        〃     : 兵法
        〃     : 機械・装置のデッサン
        〃     : 人体飛行に関する研究
   レオナルドの愛読書
   ルネサンスの素描ⅱ: レオナルドとその時代
Ⅲレオナルドとレオナルデスキ
   レオナルド・ダ・ヴインチとミラノ宮廷
   ルネサンスの素描ⅲ: レオナルド以降

 
 
 
 
以下に主な絵画と素描をアップします。(パンフレット等から転載)

Ⅰアンブロジアーナ図書館・絵画館

フェデリーコ・ボッロメオコレクション

貴婦人の肖像(ロンバルディア地方のレオナルド派の画家、1490頃)

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携帯型美術館 : レスタ神父の素描帖

ミケランジェロの葬儀用モニュメントのための設計案(ザノービ・ラストゥリカーティ帰属、1564年)

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ルネサンスの素描ⅰ: レオナルド以前

エフェソスのディアーナ神殿の崩落と「ペテロの小舟」(ピサネッロ周辺、1430年代初頭)

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Ⅱレオナルド 思考の迷宮

アトランティコ手稿 : 古典・絵画・人物のデッサン

頭部の素描、作品リスト、アタランテ・ミリオロッティの肖像に関する言及(レオナルド・ダ・ヴインチと弟子、1482-83年頃)

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ルネサンスの素描ⅱ: レオナルドとその時代

少女を囲む子どもたちのジロトンド(遊戯の一種)(ポリドーロ・ダ・カラヴァッジョ、1524-27年)

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Ⅲレオナルドとレオナルデスキ

レオナルド・ダ・ヴインチとミラノ宮廷

聖ロクスと奏楽の天使のいる降誕(ジャンピエトリーノ、1520年代初頭)

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幼子イエスと子羊(ベルナルディーノ・ルイーニ、1520年代後半)

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聖家族と洗礼者聖ヨハネ(ベルナルディーノ・ルイーニ、1520年代後半)

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音楽家の肖像(レオナルド・ダ・ヴインチ、1485年頃)

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レオナルド・ダ・ヴインチについては、イタリア・ルネサンスの巨匠であることは知っていましたが、どういう人物でどれだけの作品を残しているかはよく知りませんでした。

しかし、今回の展示を見て、非常に多能で科学的な知識と探究心をも持った類いまれな人物であったことがよく分かりました。しかし、多くの依頼を受けながら完成にいたらなかったものも多数あったことは、残念でなりません。

ヨーロッパの美術展を見る度に、戦争という時代背景でありながら、よくこれだけの文化を育んできたものだと驚かされます。

12時前に東京都美術館を出て西洋美術館に差しかかると、相変わらず入館待ちの行列ができていました。

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ゆっくり観られた東京都美術館のエル・グレコ展(2013/3/7)

今日(3月7日)は、以前から行きたいと思っていた、東京都美術館で開催(2013年1月19日~4月7日)されているエル・グレコ展へ行ってきました。

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というのも、数年前、スペインを旅行した際、トレドのサント・トメ教会でグレコが描いた「オルガス伯爵の埋葬」を観て、強い印象を受けたからです。

9:30開場の少し過ぎたころ、東京都美術館(JR上野駅公園口より徒歩7分、月曜休館)に到着。

途中、ラファエロ展が開催(2013年3月2日~6月2日)されている国立西洋美術館で長い列ができていたので、混雑しているか少し気になりました。

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しかし、気にしていた混雑はなく、スムーズに入場できました。会場内も人は多いものの、人を避ければ絵を観ることができました。

エル・グレコ(1541~1614年)は、ご存知のように16~17世紀にかけてのスペイン美術の黄金時代に活躍し、ベラスケス、ゴヤとともにスペイン3大画家の1人に数えられます。今回は、世界の美術館や教会からテンペラ画51点が集められ、一大展示されるものです。

絵画は、次のとおり第Ⅰ章~第Ⅳ章までに分けられて展示されています。
第Ⅰ章-1 肖像画家エル・グレコ
 
 〃   -2 肖像画としての聖人像
 〃   -3 見えるものと見えないもの
第Ⅱ章   クレタからイタリア、そしてスペインへ
第Ⅲ章  トレドでの宗教画:説話と祈り
第Ⅳ章  近代芸術家エル・グレコの祭壇画:画家、建築家として

以下に主な絵画をアップします。(パンフレット等から転載)

第Ⅰ章-1 「肖像画家エル・グレコ 」の展示から

芸術家の肖像(メトロポリタン美術館蔵)

エル・グレコ自身の自画像と言われています。
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修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノの肖像(ボストン美術館蔵)

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白てんの毛皮をまとう貴婦人(グラスゴー美術館蔵)

エル・グレコが描いた女性の肖像画は2点しかなく、そのうちの1点。
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第Ⅰ章-3 「見えるものと見えないもの」の展示から

聖アンナのいる聖家族(メディナセリ公爵家財団タベラ施療院蔵)

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悔悛するマグダラのマリア(ブダペスト国立西洋美術館蔵)

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フェリペ2世の栄光(エル・エスコリアル修道院蔵)

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第Ⅱ章 「クレタからイタリア、そしてスペインへ」の展示から

受胎告知(ティッセン=ボルネミッサ美術館蔵)

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受胎告知(ティッセン=ボルネミッサ美術館蔵)

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第Ⅳ章 「近代芸術家エル・グレコの祭壇画:画家、建築家として」の展示から

無原罪のお宿り(サン・ニコラス教区聖堂蔵(サンタ・クルス美術館寄託))

聖母マリアの頭上のハトと光は、聖霊と神の恵みとしての光を示しています。
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会場内は人が結構多かったですが、イヤホンガイドを聞きながらもゆっくり鑑賞することができました。

今回の目玉である「無原罪のお宿り」も、左右に広いスペースが取られていて、様々な角度から観ることができました。

12時前に美術館を出ましたが、とても充実した展示だったと思います。昼頃にもかかわらず、次々と美術館に来られる人がいて途切れることはありませんでした。

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会期末近くで混雑した「リヒテンシュタイン展」(2012/12/12)

開催日が12月23日(日)までと会期末に近くなったので、日程を調整して急遽今日(12日)、国立新美術館で開催されている「リヒテンシュタインー華麗なる侯爵家の秘宝」展へ行ってきました。

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遅い時間だとかなり混雑すると思ったので、開館時間の10時過ぎには国立新美術館に着くようにしました。

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会場に入るとすでにかなり混雑していました。

会場は、エントランス、バロック・サロン、リヒテンシュタイン侯爵家、名画ギャラリー(ルネサンス、イタリア・バロック)、クンストカンマー:美と技の部屋、名画ギャラリー(17世紀フランドル、17世紀オランダ、18世紀ー新古典主義の芽生え、ビーダーマイヤー)で構成されています。

侯爵家の秘宝は、絵画だけでなく、ブロンズ・大理石の胸像、羊毛・絹織物、象嵌細工の家具類、磁器など多岐に亘り、非常に見応えがあります。しかも、絵画は宗教画の他に、人物画や静物画が多く、ルーベンスの作品もかなり展示されています。

展示品の幾つかをパンフレットから転載します。

アントニオ・ベルッチの天井画「絵画の寓意」1700年頃

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ラファエッロ・サンティ「男の肖像」1502~04年頃

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ペーテル・パウル・ルーベンス「占いの結果を問うデキウス・ムス」-デキウス・ムス連作より、1616~17年

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ペーテル・パウロ・ルーベンス「果物籠を持つサテュロスと召使いの娘」1615年頃

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マティアス・ラウフミラー「豪華なジョッキ」(象牙)1676年

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アンソニー・ヴァン・ダイク「マリア・デ・タシスの肖像」1629~30年頃

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フリードリッヒ・フォン・アメリング「夢に浸って」1835年頃

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会場は、出口まで人が多く、作品の前には常に人垣ができていました。特に、著名な画家や有名な作品には人が集まっていて、解説文を読むのに苦労しました。

でも、これだけ貴重な作品を一堂に観られるのは、大変素晴らしいことです。

会場を出るとお昼頃だったので、東京ミドタウンへ行って食事をすることにしました。

ミッドタウンに入ると、季節柄、小さな人形が飾り付けられたクリスマスツリーがきれいでした。

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食事は和食がいいということで、粕漬けの「鈴波」がやっているお店に少し待って入りました。

私は銀鮭粕漬けの鈴波定食(1,155円)、妻は銀ダラ定食(1,365円)を頼みましが、粕漬けの専門店なのでいつ食べても美味しいです。

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昼食後はミッドタウン内のお店で少し買い物をして帰路につきました。

外に出ると、大きな雪ダルマが見送ってくれました。

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空いていた「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」(2012/9/9)

今日(9月9日)は日曜日でしたが、昼間はかなり暑くなるとの予報だったので、思い切って涼しい美術館に妻と出かけました。最近はどこの美術館、博物館に行っても混雑がひどいので、今日もある程度覚悟はしていました。

今日行ったのは、日本橋の三井記念美術館で開催されている「琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展」です(9月8日~11月25日(日)開催、月曜休館)。

11時頃東京メトロ半蔵門線の三越前駅に到着。三井記念美術館はすぐ上ですが、時間が中途半端なので日本橋界隈を散策しました。この辺もコレド室町など高層の商業ビルができ、以前と随分変わりました。

先に昼食を済ませてから三井記念美術館へ。同館は三井本館の7階にあるので、エレベーターで上ります。ただ、1階のエレベーターへは三井タワーから行くことになり、マンダリンホテルの入口や千疋屋などがあるフロアーと同じになります。)

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入館料は1,200円。開催2日目の日曜日で混雑していると思いましたが、ちょうど昼時だったので意外と空いていました。

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この美術展は、延暦寺、園城寺(三井寺)、石山寺など、近江の42の古社寺から、国宝・重文62点を含む秘仏、名宝約100点が展示されています。

近江の寺社にこれだけの仏像、仏画、工芸品等があるとは思いませんでした。それだけ人々の信仰が厚かったのでしょう。特に十一面観音が数多く見られたのには驚きました。

また、仏像は平安時代から鎌倉時代にかけて作られたもので、全般的にふくよかで優しい印象を受けました。彫りが深くないことがそうした印象を与えているようですが、仏師は快慶の流れをくむ慶派が活躍していたようです。

展示品の幾つかを紹介します。(一部パンフレットから転載)

誕生釈迦仏立像(重文、奈良時代、善水寺)。

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金銀鍍透彫華籠(金・銀の細工が施された花を盛る籠)(国宝、平安~鎌倉時代、神照寺)。

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金銅経箱(国宝、平安時代(長元4年=1031)、延暦寺)。表面に非常に手の込んだ細工が施されています。

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千手観音立像(重文、平安時代、葛川明王院)。

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地蔵菩薩立像(重文、栄快作、鎌倉時代(建長6年=1254)、長命寺)。今日見た仏像の中で私が最もひきつけられた仏像です。憂いを取り払うかのような顔立ち。切れ長の目はまるで如来のようです。

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大日如来坐像'(重文、快慶作、鎌倉時代、石山寺)。

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女神坐像(重文、平安時代、建部大社)。とても素朴な女神像です。中央の顔を隠している女神の像は非常に珍しいのだそうです。

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この他、両界曼荼羅図や六道絵(国宝)などが展示されており、音声ガイドでゆっくり説明を聞けたので、近江の名宝を十分観賞することができました。

美術館を出るころにはさすがに人も多くなってきて、少し疲れたので併設のミュージアム カフェで休みました。

館外へ出ると2階建てバスが走っていたり、行き交う人も一段と多くなっていました。

 

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大混雑のマウリッツハイス美術館展(2012/9/5)

観に行こう観に行こうと思いつつ暑さにめげてなかなか行けなかった「マウリッツハイス美術館展」(2012年6月30日~9月17日(月)、9/10休館)へ、開催期間も少なくなってきたので、今日(9/5)妻と会場の東京都美術館(JR上野駅公園口下車徒歩7分)に行ってきました。

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9時30分頃上野駅の公園口に着くと、既に入場まで待ち時間20分の案内表示が出ていました(ツタンカーメン展は50分)。

東京都美術館に到着すると、さらに30分待ちになっていました。

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ただ、まだ館内での行列だったので、暑さをしのげてよかったです。それにしてもすごい人です。

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会場は、17世紀オランダ・フランドルの絵画が次の6つの章で構成されています。しかし、会場内はどこもすごく混雑していてよく観られませんでした。絵画の前はだいたい3列ぐらいの人垣になっていました。

第1章 「美術館の歴史」
第2章 「風景画」
第3章 「歴史画(物語画)」
第4章 「肖像画と「トローニー」」
第5章 「静物画」
第6章 「風俗画」

第1章 「美術館の歴史」では、マウリッツハイス(オランダ語で「マウリッツ邸」の意味)は、17世紀にオランダ総督オラニエ公の傍系ヨーハン・マウリッツがオランダ・ハーグの中心地に建てたという説明や関連絵画などが展示されています。

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第2章 「風景画」では、ヤーコブ・ファン・ライスダールの《漂白場のあるハールレムの風景》などが展示されています。
当時は、貿易による繁栄により、教養を要する歴史画よりも風景画や静物画などの新しいモチーフが好まれました。

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第3章 「歴史画(物語画)」では、ペーテル・パウル・ルーベンスの《聖母被昇天(下絵)》やヨハネス・フェルメールの《ディアナとニンフたち》などが展示されています。
市民階級が台頭した17世紀のオランダでは、身の回りの題材を描いた絵画が人気を集めましたが、優れた歴史画も多数残されました。

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第4章 「肖像画と「トローニー」」では、ヨハネス・フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》、フランス・ハルスの《笑う少年》、レンブラント・ファン・レインの《自画像》など、日本でもよく知られている絵画が展示されています。
経済発展を遂げた17世紀のオランダでは、結婚や誕生、名誉職への就任などを記念して、盛んに肖像画が注文されました。そして、写実的な肖像画とは異なる新しい人物画「トローニー」も流行しました。

フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》は1列になって観ることができますが、ここでも30分待ちでした。急ぐ方は列越しでも何とか観られるので、列を避けたほうがいいと思います。ただ、至近距離で観ることができた《真珠の耳飾りの少女》は、何んとも神秘的で謎めいた少女でした。

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第5章 「静物画」では、ヤン・ブリューゲル(父)の《万暦染付の花瓶に生けた花》などが展示されています。
静物画もこの時代に生まれ、花や果物、貿易などでもたらされた様々な物が題材になり、画家達が写実性を競い合いました。

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第6章 「風俗画」では、ヤン・ステーンの《親に倣って子も歌う》などが展示されています。
風俗画は、想像の物語ではなく、世俗そのものを写したものです。ステーンの大作《親に倣って子も歌う》は、赤子の洗礼式を祝う一家3世代の様子を描いたもので、酒を飲みたばこを吸い、品のない笑いにあふれる大騒ぎに、不徳を慎む説教がユーモラスにしたためられています。

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とに角混雑していてゆっくり観られなかった会場を11時30分頃出ると、会場入口には長蛇の列ができていました。

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美術館のスタッフが日向を避けて列になる配慮をしていましたが、最後尾は動物園の塀のほうまで続いていたので、恐らく入場までは1時間強かかったのではないかと思います。

今後行かれる方は、どの時間帯に行っても会場が混雑していることを覚悟していったほうがいいと思います。それと、チケットは予め上野駅などで購入されておくことをおすすめします。

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国立新美術館 「セザンヌ」展と「エルミタージュ美術館」展(2012/5/30)

昨日、TVのぶらぶら美術・博物館でエルミタージュ美術館展を放映しており、以前から観に行こうと思っていたので、予定を調整して今日(5月30日(水))国立新美術館に妻と行ってきました。

開館時間の10時に合わせて地下鉄千代田線の「乃木坂」駅に到着。駅から国立新美術館へは直結しています(地下鉄日比谷線か大江戸線の「六本木」駅からも徒歩で4、5分です)。

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六本木方面からは正面入口からの入館になります。

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国立新美術館(火曜休館)では、現在、セザンヌ展とエルミタージュ美術館展が同時に開催されています(観覧料は各1,500円)。

折角来たので、1階で開催されている「セザンヌーパリとプロヴァンス」展(3/28~6/11(月))を最初に観ることにしました。

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「セザンヌーパリとプロヴァンス」展は、近代絵画の父と称されるポール・セザンヌ(1839~1906年)の画業を、パリとプロヴァンスという2つの場所に注目して振り返る大規模な個展です。

当初印象派に感化されたセザンヌが、伝統的なアカデミスムと同時代の印象派とたもとを分かち、まったく新しい絵画を確立していく軌跡を、2つの場所の視座から約90点の作品を通して捉えなおそうとするものです。

会場は、1章 初期、2章 風景、3章 身体、4章 肖像、5章 静物、6章 晩年に分かれて構成されています。今日は、開館直後ということもあり、思った以上に混雑していました。

幾つかの作品をプログラムより転載します。

1章 初期 ジャス・ド・ブッファン(父が購入した別荘)の大広間を飾った四季(春、夏、冬、秋)
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2章 風景 サント=ヴィクトワール山
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3章 身体 永遠の女性
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4章 肖像  赤いひじ掛け椅子のセザンヌ夫人
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5章 静物 りんごとオレンジ
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6章 晩年 プロヴァンスのレ・ローヴの丘にあったアトリエの一部の再現
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セザンヌというと水浴画の作品が思い浮かびますが、私は特に肖像画の座る農夫と静物のりんごとオレンジに強い印象を受けました。アトリエについては、以前南仏を旅行した際に訪れていますが、もう少し明るくて緑の多い庭から爽やかな風が入っていたように思います。

セザンヌ展を観るともう11時半頃だったので、早めの昼食にし、それからエルミタージュ美術館展を観ることにしました。

3階のポール・ポキューズのレストランに行きましたが、既に長い列ができていたので、地下1階のカフェテリアに行きました。カフェテリアも12時過ぎには満席になりました。

昼食後の12時半頃から2階のエルミタージュ美術館展(4/25~7/16(月))に入場しました。まだ昼食の時間帯だったため、比較的空いていてゆっくり観られました。

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エルミタージュ美術館展は、300万点を超える所蔵作品の中から、16~20世紀を代表する秀作が展示されています。

ティツィアーノに代表される盛期ルネサンスのヴェネチア派絵画を始めとして、17世紀バロックの巨匠ルーベンスやレンブラント、19世紀ロマン派のドラクロワ、印象派のモネ、近代絵画の父セザンヌ、20世紀初頭に活躍したマティス、ピカソまで、83作家全89点が展示されています。

幾つかの作品をプログラムからルネサンス期より時代を追って転載します。

ティツィアーノ・ヴェチェリオ 祝福するキリスト(1570年頃)
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ロレンツォ・ロット エジプト逃避途上の休息と聖ユスティナ(1529~30年頃)
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ペーテル・パウル・ルーベンス 虹のある風景(1632~35年頃)
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ピエール=ナルシス・ゲラン モルフェウスとイリス(1811年)
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アルフレッド・シスレー ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌ風景(1872年)
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パブロ・ピカソ マンドリンを弾く女(1909年)
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会場を出るともう3時近くになっていました。素晴らしい作品ばかりで時間が経つのもあっという間でした。これだけの作品を一堂に観られる機会はめったにないのではないでしょうか。

観終えた後少し疲れたので、1階のカフェで特製ドリンクの「セザンヌ」(420円)を飲みました。100%のりんごジュースにさくらんぼのゼリーが混ぜてあり、甘酸っぱくて爽やかな味がしました。

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2つの展示会を観ることができて、豊かな気持ちで国立新美術館を後にしました。

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東京国立博物館 混雑した「ボストン美術館ー日本美術の至宝」展(2012/5/16)

予定が急になくなった今日(5月16日)、東京国立博物館(JR上野駅公園口下車徒歩10分)で開催されている「ボストン美術館ー日本美術の至宝」展(2012年3月20日~6月10日・月曜休館)へ妻と行ってきました。

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9時30分の開館時間に合わせて国立博物館に到着(観覧料1,500円)。正門付近は入館する人達で結構混雑していました。

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会場の平成館の近くに来ると入館規制をしており、長い列ができていました。それでも、夏のような暑さの中、10分ほど並ぶと入館できました。

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館内はかなり混雑していました。平日なのにこれほど混雑しているとは思いませんでした。イヤホンガイドの借用も列になっていました。

会場は、次のテーマごとに分かれています。ただ、どの会場もすごく混雑していてよく観られませんでした。
「プロローグ コレクションのはじまり」
「仏のかたち、神のすがた」
「海を渡った二大絵巻」
「静寂と輝きー中世水墨画と初期狩野派」
「アメリカ人を魅了した日本のわざー刀剣と染織」
「華ひらく近世絵画」
「奇才 曽我蕭白」

会場内の状況と観覧で印象に残った作品を幾つかピックアップします。(画像は主にパンフレットから転載)

「仏のかたち、神のすがた」では、仏画と仏像が展示されていますが、仏画については暗い色調に加えて会場の照明も暗いため、細部がよく分かりませんでした。

法華堂根本曼荼羅図(奈良時代、8世紀)
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ただ、仏像に関しては保存状態がよく、十分観ることができました。特に、快慶作の弥勒菩薩立像は金箔の剥離もなく、肉体の滑らかさと流れるような法衣が素晴らしい仏像でした。

弥勒菩薩立像(快慶作、鎌倉時代、文治5年=1189)
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「海を渡った二大絵巻」では、吉備大臣入唐絵巻と平治物語絵巻 三条殿夜討巻が展示されていますが、混雑しているので実物がよく見えません。前列で観るには長い列ができていてかなり時間がかかると思います。

ただ、二大絵巻とも保存状態がよく、彩色もきれいで細部までよく分かります。特に、平治物語絵巻については非常に臨場感と動きがあり、まさにその場にいるような感じさえして、目が釘づけになります。

吉備大臣入唐絵巻(部分)(平安時代、12世紀後半)
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平治物語絵巻 三条殿夜討巻(部分)(鎌倉時代、13世紀後半)
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「静寂と輝きー中世水墨画と初期狩野派」では、水墨画を中心に初期狩野派の作品が展示されています。水墨画は色彩としての美しさはありませんが、墨の濃淡による作品はなかなか奥深いものがあります。特に、韃靼人(だったんじん)狩猟図(伝狩野元信筆、室町時代、16世紀前半)については、構図の崖の険しさと荒々しさを感じました。

山水図(祥啓筆、室町時代、15~16世紀)
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「アメリカ人を魅了した日本のわざー刀剣と染織」では、太刀と唐織などが展示されていますが、よくこれだけのものが作られたものだと感嘆してしまいます。

太刀については知識がないのでよく分かりませんが、当時の技術の高さを伺い知ることができます。また、一見刺繍に見える唐織などは、細かい色彩の柄がよく織られたものだと気が遠くなるほどです。

「華ひらく近世絵画」では、江戸時代に活躍した長谷川等伯、狩野探幽、尾形光琳、伊藤若沖らの作品が展示されており、非常に華やかで素晴らしいです。

龍虎図屏風(長谷川等伯筆、江戸時代、慶長11年=1606)
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松島図屏風(部分)(尾形光琳筆、江戸時代、18世紀)
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「奇才 曽我蕭白」では、 曽我蕭白の作品がかなり展示されています。蕭白についてはよく知りませんでしたが、構図といい特異な作風といい奇才と言われるのが分かります。作品は日本人には珍しくダイナミズムを感じます。

虎渓三笑図屏風(曽我蕭白筆、江戸時代、18世紀)
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展示をもう少しゆっくり見たかったのですが、混雑がなくなる様子もなかったので会場を出ました。イヤホンガイドの貸出しはさらに列が長くなっていました。

11時30分過ぎに平成館を出ましたが、入口ではまだ入館規制をしていて列ができており、次から次へと観覧者が訪れてきていました。

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平成館を出る時、受付の人に何時頃が空いているのか聞いたところ、このところずっと観覧者が多いとのことだったので、今後はいつ行かれるにしても混雑を覚悟していったほうがいいと思います。

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東京国立博物館 「法然と親鸞 ゆかりの名宝展」

久し振りに秋晴になった今日(11月16日)、東京国立博物館平成館(JR上野駅公園口下車徒歩10分)で開催されている「法然と親鸞 ゆかりの名宝展」(2011年10月25日~12月4日・月曜休館)へ妻と行ってきました。

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10時前に国立博物館に到着(観覧料1,500円)。正門を入ると本館前のプラタナスが黄葉し始めていました。

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水曜日の平日ですが、会場の平成館へは多くの人が向かっていました。平成館の入口では社会科見学の中学生達が列を作っていました。

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館内に入りエスカレーターで会場入口までくると、付近はかなり混雑していて、イヤホンガイドを借りる人は行列になっていました。

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会場は、「第1章 人と思想」、「第2章 伝記絵にみる生涯」、「第3章・1 法然をめぐる人々」、「第3章・2 親鸞をめぐる人々」、「第4章 信仰のひろがり」の4構成5会場になっていて、どの会場内もすごく混雑していました。来場者は男性も多かったので、女性は特に観覧しにくかったのではないかと思います。

「第1章 人と思想」は、法然と親鸞の人物像と思想を様々な御影や念仏集などから迫るものです。

法然上人像(隆信御影、部分)(鎌倉時代、京都・知恩院蔵)
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親鸞聖人影像(熊皮御影、部分)(室町時代・奈良国立博物館蔵、重文)
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選択本願念仏集(鎌倉時代、京都・廬山寺蔵、重文)
法然の教義書で浄土宗の根本聖典。
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教行信証(鎌倉時代、京都・東本願寺蔵、国宝)
親鸞が仏典などの論釈を引用して自身の教えを解説したもの。
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歎異抄(蓮如筆、室町時代、京都・西本願寺蔵、重文)
「善人なをもて往生をとぐ、いはんや悪人をや」で知られる悪人正機説など、親鸞の思想を端的に記してあります。教科書に歎異抄が載っていたのを覚えている方もいると思います。
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「第2章 伝記絵にみる生涯」は、法然と親鸞の生涯を描いた絵図や絵伝などが展示されており、それらによって人物像を知るものです。絵図や絵伝は思ったよりも鮮やかな色彩で描かれており、法然と親鸞だけでなく、そこに登場する武士や民衆、牛馬などが生き生きと描かれています。

法然上人行状絵図(部分)(鎌倉時代、京都・知恩院蔵、国宝)
多くの人々に見守られながら、袈裟をかけ合掌して息を引き取る法然。
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「第3章・1 法然をめぐる人々」及び「第3章・2 親鸞をめぐる人々」は、法然と親鸞に関する書状や関わりのあった人の坐像などが展示されています。しかし、その範囲は多岐にわたり、血縁者も孫、曾孫までに及ぶため頭の中を整理するのがなかなか大変です。

「第4章 信仰のひろがり」は、浄土宗と浄土真宗のその後のひろがりを仏像や絵画などの展示により示しています。

阿弥陀三尊坐像(鎌倉時代、神奈川・浄光明寺蔵、重文)
中央の阿弥陀如来の高さは、台座から光背まで4m近くに及びます。
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山越阿弥陀図(鎌倉時代、京都・禅林寺蔵、国宝)
阿弥陀如来の左右に勢至菩薩と観音菩薩が、下の方には四天王と童子が描かれています。数ある山越阿弥陀図の中でも最古のものとみられるということです。
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本願寺本三十六人家集(平安時代、京都・西本願寺蔵、国宝)
三十六歌仙の歌をまとめた最古の写本。
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残念だったのは、阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)の展示が11月13日で終わっていて、見られなかったことです。

阿弥陀二十五菩薩来迎図(早来迎)
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今回の展示をもっとゆっくり見たかったのですが、とに角混雑していてなかなか見ることができませんでした。ただ、平成館を出た時は、空海展の入場時のような行列は出ていなかったので、まだいいのかも知れません。

いずれにしても、今後行かれる方はかなりの混雑を覚悟していったほうがよさそうです。

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